昨日は日曜日なので、朝食の時間が平日と違う。平日は午前6時から7時まで書斎で、7時から8時までが朝食、8時から12時まで書斎で午前中の仕事をするが、日曜日は8時から9時までが朝食なのは、この時間にNHK小さな旅の番組を見るためである。地方で暮らす人々のさりげない会話や仕事ぶりが、身近に感じられて、その音楽の優しさと共に、身が包まれるような気がするからである。ちなみに、朝食前の1時間の間に、メールチェックやこのブログも書いている。昨日の番組は、青森県黒石市で、これが雪国だと思わせるような大雪が降り、町や畑を覆っている。青森県はリンゴ農家が多いが、その一人が雪の中でリンゴの木の剪定をしている。この、ぼっこ靴、が温かでね、仕事をさせてくれる、と語る場面があった。ぼっこ靴とは、この地方で作られる靴で、手作りで、いかにも温かそうだ。地方に残る生活は、どこか人の温もりがある。靴が仕事をさせてくれる、これは凄いことを言ってくれた。ブログでも書いた、道具の本質なのである。自分もそう思っているが、道具を使っていると、人は思うが、道具が仕事をさせてくれる、とはなんと素晴らしいことなのだろう。市井の人は、何気ない言葉や仕草のなかに、はっとさせる光るものを持っている場合がある。自分は、この番組のように、また出川さんの充電の番組のように、何気なく、日本の名もない町を車で周ってみたい願望を持っているが、それは、こんな光景に出会えるかもしれないからである。それと、人は、何かの時に、ふと気付く、のだが、そのきっかけを作りたいと思って、タグを付けるようにしたが、人間の直感や気付きとは違うので、あまり役立てそうもない。直感と検索の言葉は、違うからかもしれない。