教育は楽しい仕事

昨日は日曜日だったが、朝9時から夕方5時まで、オンラインイベントがあって、パソコンの前に張り付いていた。固有名詞もかまわないだろう、minecraftcup2020の発表会と表彰式で、初めてのオンライン開催で、多くの子供たちの作品が画面上で見ることができた。自分は、何日か前に、賞を出す候補作品の審査にオンラインで参加したので、およその作品は知っている。自分は、審査員ではない、minecraft、略して、マイクラの専門家ではないので、運営委員とアドバイザーという立場なのだが、それでも作品を見ているだけで面白い。それは、子供が作品のデモをしながら、着想に至った背景、技術的な難しさ、などを語るからだが、それは、子供なりの思想や世界観を表現しているからだろう。大人もハマる、と言われ、KAZUさんも審査員なのだが、子供たちからは、ヒーローのように崇められているが、その審査員のコメントも、聞かせる内容が多い。なるほど、専門家は、こう考えるのだ、こんなふうに感じるのか、と、その話に引き付けられた。メールで、鈴木寛先生、通称、鈴寛(スズカン)さんが、教育はやっぱり楽しいね、と書いておられたが、その通りだと思う。実は、2台のパソコンで、1台で見ながら聞きながら、もう1台で仕事をしていた。並列処理であるが、ビデオも音声もオフなので可能で、それも審査員ではない役得なのだが、どこか後ろめたい気もするが、ずっと見っぱなしでは、どうも時間が持たない。学生が受ける授業なら、ノートしたり、質問したり、議論したり、何らかの活動が伴うが、この場合は、文字通り手も足も出ない状態なのである。なるほど、じっとしていることは、難しい、武士は、その昔謹慎というと、文字通りじっとしていた、とテレビで見たが、それは相当に厳しい罰である。昨日は、昼食も15分程度だったので、文字通りパソコンに釘付けだった。午後5時に終わった時、肩が凝って、これはいかん、と思い、スポーツジムに行った。ランニングマシーンで30分間、その他の筋トレをして、帰宅の途につくと、もう真っ暗の街並みだったが、先の、教育はやっぱり楽しいね、の言葉を思い出した。そうか、自分は、その楽しい仕事を、ずっとさせてもらっている、本当に幸せな生き方だ、と実感した。帰り道も、心が弾む。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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