昨日は、午後にオンライン会議とセミナーに参加したが、教えられることが多かった。これまでは仕事柄、自分が話すことが主で、他人の話を聞く、しっかり聞く、ことが少なかったような気がする。コロナ禍になって、オンラインセミナーが増えると、自然に聞くチャンスが増えて、そして、聞こうとか学ぼうとか、少し心構えを変えようとしている。と言っても、長年の習性で、どうせ参考にならない、聞いたような話だろう、などの悪い癖が顔を出してくる。昨日も、そうだった。オンラインセミナーで話半分に聞くことがあって、特に顔を見せないで視聴するオンラインでは、学生と同じで、この時間を適当に済まそう、などの気持ちが頭を持ち上げる。その時は、それでやり過ごすのだが、昨日の夜、床に入ってから、そうだっかのか、ヒントになる良いアイデアを言っているではないか、その時、何故気が付かなったのか、と思った。その通りで、その場では気付かないのだ。それは、自分の気持ちが、そのような状態になっていないからで、自分で勝手に壁を作っていて、外からいくら情報を入れようとしても、壁が邪魔をして入れないのだ。それは、その場と自分の気持ちとの相互作用なので、気持ちを変えないと、不可能のような気がする。午前中は、自分の研究テーマを追いかけていて、頭から離れない状態だったので、午後のオンラインセミナーは、顔が見えないウェビナーだったので、隣のパソコンで内職をしていたのだ。そんなに自分の研究テーマに集中すれば、すぐに解答が出てきそうな気がするが、どうもそうではなく、どこかで足が突っかかって、前に進めないような状態なのだ。その突っかかりとは、それを外すのは、などと考えていたら、昨日の夜に寝床に入ってから、なんだ、と気が付いた。つまらぬことでつまづいているようで、それはすべて、自分が軽く見ているとか、こうだろうとか、たかをくくっているからだと、自己分析した。いくつになっても、人はなかなか自分を超えることは難しい。しかし、寝る時に気が付いたのは有難いことなので、早速メモしたり分析をしたいのだが、今日は土曜日だが忙しく、時間がとれないのでメモにして残すことにする。研究や仕事上の気付きは、自分にとって宝物のように大切である。そろそろSSHの審査が始まり膨大な時間が取られるので、頭を切り替えなければならないが、それもどうも難しく、この世はなかなか自由にはできない。