道具を使う

昨日は、家内がミシンの部品が故障したので、専門店で買いたいと言うので、車で15分くらいの店に行って調達して、取り付けたら、調子が良くきれいに使えた。自分にも経験があるが、気に入ったボールペンは、捨てられないので、芯だけ買うのだが、芯を入れ替えると、気持ちが豊かになって、さらに書きやすい気がする。よく無料でボールペンなどをもらっても、そのまま鉛筆立てに置いておくと、新品であってもインクが乾いてくるせいか、書けない。使わないと、書けず、役目を果たさないのである。パソコンでも、同じことが言える。一階の居間に使い古したパソコンを置いているが、最近では使っていない。電源を入れても、画面が暗いままで何も変化が見られず、しばらく経って、ようやくデスクトップにアイコンが表示される。腹が立って、もう廃棄しようかと思ったが、昨日のブログで書いたように、スマホのことでも調べようと思ったので、この古いパソコンを使えるようにしようと思って、常駐プログラムや不要なアプリなどをスタートから外したりしながら、なんとかイライラせずに立ち上がるようになった。実は、廃棄する予定だったので、初期状態に戻すつもりで電源を入れたら、立ち上がることすら厳しかったので、数日前から処理していたのである。昨日、ようやく言うことを聞いてくれるようになった。そして、スマホのことを調べてみたら、なかなか面白く、知らないことがあって、勉強になる。夕食は7時からなので、お風呂から上がって、1時間から1時間半の間は居間にいるので、その時間に古いパソコンに触っている。半分の時間は、パソコンの横に置いてある小説を読んでいるので、この時間はリラックスして過ごす。パソコンに手を加えて動くようになったら、愛着が出てきて、画面やキーボードもきれいにしたくなった。道具は何でも同じで、修理したり手を加えれば愛着が出てきて、より使いやすくなる。夕方のひと時が楽しみになった。廃棄のことを思えば、雲泥の差である。単に置いてあるだけなら、ボールペンと同じで、いずれ捨てられる運命になり、ミシンやパソコンのように修理したり手を加えれば、再び活躍して自分の相棒になる。人間も同じだということは、誰でも同意するだろう。脳と体を使わないと、いずれ捨てられる運命になり、使えば、そして修理したり手を加えれば、素晴らしい働きをする。自分はやりたいことがあり、脳はまだまだ使いたいし、ジョギングも毎日したい。その方が楽しい。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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