お正月

昨日は、令和3年1月元旦、つつがなく、というか、楽しい1日を過ごした。お正月くらいか、朝昼兼用の食事をしながら、全国のお正月風景をお茶の間に届けてくれるテレビ番組を見ながら、お屠蘇を飲みながら、おせち料理をいただきながら、という贅沢な時間を過ごす。昼間からお酒を飲んでも誰も叱りはしない、日頃はあまり飲めない日本酒を、老夫婦でいただいて、ふわっとした心地になって、なるほど自分は酒に弱いな、しかしこんなに美味しかったのかと思いながら、暖かい日差しの入る部屋で、テレビを見るともなく、目を向けながら、ゆりかごに揺られているような心境で時を過ごすのは、これがお正月なのだ、と実感する。年の初めなのでと思って、書斎に上がって、ドサッと山積みされている書類に、目を通す。書類を読むと、少し眠気が誘ってくるが、これもお正月か、と思いながら、あれこれと考えていたが、ふと、Googleの使ったことがないアプリを使ってみたくなり、試してみると、以外に面白く、効率はともかく夢追い人のように、仕事もふらふらと楽しい散歩をしているようだ。その後は、ジョギングタイムになって、東の方角にある航空公園に行くと、大勢の子供、若者、家族連れ、年配者が、サッカー、キャッチボール、そして凧揚げに興じて、満面の笑顔の花が咲いている。そうだ、お正月なのだ、読んだことはないが、寺山修司の、書を捨てよ町へ出よう、を思い出す。3が日は、絶対外出禁止、という知事の発言に苦笑する、そうではなくて、テレビを捨てて、太陽の元で運動しよう、または、書の後は、でもよいが、そのほうが、よほど健康であり、広い公園で密を避けることができる。お正月とは、心がリラックスし、この暖かい日差しや家庭で過ごせて良かった、と自己肯定する日でもあろう。家に閉じこもり何もしないのは、苦痛の代名詞に過ぎない。苦痛と思えば、それは、心が健康ではない。夕方は、都内に住む子供たちや孫たちと、オンライン夕食会でお正月を祝った。お正月は、自粛ではなく楽しく過ごそう。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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