オンラインとスケジュール

昨日は懸案だった審査を終えて、その結果をメールで送ってほっとした。何事も、時間をかけてやり遂げたときは、安堵感と喜びがある。特に今週は、オンラインセミナーやオンライン会議などで忙しいので、一日一日が氷の上を歩くように、慎重にそして決して失敗しないように、と思って過ごしている。今日は日曜日だが、オンライン実験の日で、自分にとってきわめて大切な日である。ネットワークやICTは、時としてトラブルが起きるので怖い。ICTとは、いつもちょっとトラブル、の頭文字だと誰かが言っていたが、その通りで、特にネットの不調はどうしようもないが、それでも今の時代は、オンラインでなければ、仕事が進まない。先日、携帯に電話が入って、次回の会議を対面で実施したい、という依頼なので、オンラインにしてほしい、と言ったら、そちらの担当者から、どうもオンラインは苦手なので、という声が聞こえてきた。携帯電話は、こちらの都合に関わりなく、ということなので、重要な会議中では迷惑であり、オンライン中でも収録の時には、余分な音が入る。オンライン会議で、手帳に予定を書くと、移動時間を計算しなくて良いので楽だが、対面になると、そうはいかない。頼むから、オンラインにしてほしい、と言っても、オンラインは苦手、と言われると、少し勉強したらどうだ、という気持ちになる。と思って、ふと、いじめの新聞報道を思い出した。そうか、このようにして、子供たちのいじめが発生するのか、と気が付いて、これは難しい課題だと認識した。これからは、ネットやICTやテクノロジーによる差別やいじめが起きるかもしれない、と思うと、これは教育の問題だろうと、我が身を振り返った。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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