庭の花

昨日は土曜日なので、スポーツジムに行ったり小さな畑仕事をする予定になっている。今はバラの花が、赤やピンクや白などの色とりどりで周りを華やかにしてくれる。都忘れの小さな花も、バラにそっと寄り添い、山茶花の木に実が一杯ついているので、これからきれいな花を見せてくれるだろう。秋は、花の季節である、同時に紅葉の時期で、ハナミズキがきれいな赤で身を包み、枯葉が一杯落ちている。通りに面しているので、その落ち葉を片付けるのは、家内の役目である。その道具は、昔ながらの箒がよく、枯葉も堆肥になる。庭の小さな雑草などを集めて、積んでおくと枯葉になって、その枯葉で花壇の周囲を飾ると、安らぎがある。生態系の循環システムは素晴らしく、決して無駄がない。バラのような主役の花もあれば、都忘れのような脇役だが見とれるような魅力のある花もあり、これから咲く山茶花のような大勢で聴衆を圧倒させる歌劇団のような花もあり、生物は多様だと、つくづく思う。そして、枯れて肥沃な土になって、次世代につないでいく。この時期になると、次年度の人事の声が、耳に入る。定年退職する人、辞職した人、鬼籍に入った人、などがいる。自分も、交代の時期かと思う。役職にまったく未練はないが、まだやらなければならないこと、やりたいことが多く、自由に生きたい。自分にとって、交代とは自由になることと同義語である。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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