秋深し

昨日は土曜だから気が休まるが、コロナ禍以降は在宅勤務なので曜日の感覚がなく、いつも同じ仕事パターンであるが、気持ちだけはまだ土日の感覚が残っていて、どこかホッとするのであろう。天気の良い、正統派の秋晴れであった。土日は、街中のジョギングではなく、スポーツジムに行くが、そこでもマシンでランニングをする。街中や公園を走ると言っても、ゆっくりなので、若い人から見れば散歩レベルだろうが、マシンになると速度が速く、しかも風景が変わらないので時間経過が遅く感じるので、何か考えごとをしながら時計を見て走っている。昨日は、オンラインセミナーの内容について考えていたが、ふとこの構成のほうがいいかもしれない、と思いついた。ジムから帰って、早速書斎でその構成に変えてみたら、自分で納得できる内容になった。そんなことがあると、ジムのランニングマシンの有難味がわかる。一定のリズムで走ると、床から脳に一定の刺激が来るので、それが脳を活性化して、水面下に沈んでいたアイデアが浮かんでくる、という説を信じたくなる。今日は、良いことを思いついた、と思いながら、ジムからの帰宅途中に、夕日が沈む光景が見えて、光が当たる茜色と影の灰色の二色の雲が西方の空いっぱいに広がっていると、今日も良い日だった、という感慨が起きる。秋深し、秋のど真ん中、は、どこか静かで平和で平凡で、という雰囲気がある。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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