オンライン審査

昨日は、一日中オンライン審査だった。省庁系の審査なので公表はできないが、終わった後に、ずっしりと重さが取れて、そして心地よい充実感が残った。この充実するとは何だろうか、何か生きている、とか、体いっぱいに花の香で満たされたような、嬉しい気持ちなのである。良かった、自分も少しは役立った、という感じなのだが、どの仕事にも共通しているのだろう。審査で思うことは、自分以外の審査委員には、すごい人がいる、ことである。それは専門的知識なのか、と思うと、そうではなく、知識をつなげて、俯瞰的に見えるようで、その質問には、自分もハッと気づくことがある。答える方も、いろいろあって、よく分かっている、と思う人もいれば、質問に対して、別のことを答える人もいる。質問をし、それに対して、答える光景には、何か、刀と刀がぶつかり合う、文字通り丁々発止のような響きがある。素晴らしい受け手の時は、こちらの刀が、跳ね返される。それは、嫌なことではなく、敬服することなのだ。それが刀での戦いと違うところなのだろう。さすが、という気持ちが湧いてくる。長時間であるが、責任という重さの代償として、充実というお土産をもらった。今日も、昨日の続きで、夕方6時までオンライン審査がある。頑張ろう。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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