クラスの人気者

ふと思ったが、人は気になることがあったり、仕事上でうまくいかなかったり、予定が狂ったり、評価が低かったり、何か些細なことだけで、浮かない顔になることがある。それは誰にでもあるだろう。子供にはあるのだろうか、通学の小中学生を、朝見るのが楽しみだが、昨日まで4連休だったので、今日から登校なので、8時頃には、近所の小川の橋の所で、出会うだろう。彼らの元気そうな表情や、密はどこ吹く風と、雑談する風景が、癒しを与えてくれる。子供に、不登校やいじめがあれば、このような表情にはならないので、よほどつらいことだと推測するしかないが、それほど大きな悩みでなくても、サッカーの試合に負けた、成績が下がった、先生に叱られた、友達とトラブルがあった、などの小さな不幸は、大人と同じように持っているだろう。クラスの人気者とは、そのような時でも、あまり気にしない、傍にいると元気になれる、ワクワクする、などの、人を引き付ける魅力をもっている。通学風景でも、そのような光っている子供がいて、その周りに子供たちがいる。コロナの時代における、密を避けよ、とは、そのような人を引き付けることを避けよ、と言っているようなものなので、これまでとは真逆の要請なのである。そうであっても、ワクワクして生きるのが、この時代の生き方の理想だが、凡人には難しい。とすれば、このコロナ禍の時代では、クラスの人気者の姿が、モデルなのかもしれない。小さな不幸は蹴飛ばして、自分のやりたい楽しいことをすればよい、過去は過去で意味がない、と思えば、元気になれる。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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