毎日オンラインの会議やセミナーや研究会などがある。そろそろ対面での会議やイベントも入ってきたので、世の中は動いているのだろう。政府も菅内閣が発足したが、確かにこの世の中は、じっと待ってはくれない。人は、歳をとるにつれて、時々過去を振り返るが、ずっとこのような生活だったような気がする。菅内閣の副総理の麻生大臣は79歳と新聞に記されていたから、ずっと活躍してきた人なのだろう。一度、議員の昼食会で講演を聴いたことがあるが、常に前を向いているようで、当時何かの問題でメディアに叩かれていたと思うが、どこ吹く風のごとく、聴衆を笑いに誘い、元気を与え、我が道を行くことが、国民の幸せに通じる、というような、多少独善的な印象の講演をした。自分も団体の役員をしている関係で、政治家とも多少は付き合うこともあるが、住む世界が違うので、意見が違うこともあるし、尊敬することもある。自分の所属している団体の活動の1つとして、省庁、国会議員、企業の3つを連携した議員連盟に関わるプロジェクトがある。省庁の役人は、鋭く議論をし、議員は、庶民の感覚も含ませながら、場合によっては人情も入れて主張し、企業側は、現場の意見も入れて、かつ技術的な観点から論理的に要求し、という会議が、年に数回ある。通常は、朝8時から議員会館会議室で、という早朝であるが、電車が混まない時間なので、意外に参加しやすい。菅内閣の発足で、ふとそんなことを思い出した。それぞれの分野で、人々は精一杯生きているようだ。