今日は、昨夜久しぶりに雨が降ったせいか、気温が低く涼しい朝である。昨日は、8月31日で8月の最後の日、残暑はまだまだ続くが、夏の終わりを感じる日である。今年の夏はどうだったのか、たぶんこれまでの夏とは違う感覚を誰でも持っているだろう。昨日は月曜日、読売新聞の歌壇の掲載日である。8月31日にふさわしい、ふと目を引いた一句がある。子供らの夏の形は砂時計日が減るほどに積もる思い出(宮園佳代美)。子供たちは、楽しい思い出を残しただろうか、平年の夏と違って、海にも山にも川にも、それほど行けなかっただろう。プールにも入れなかったかもしれない。永い人生には、そんな季節もあるだろう。この地域では、8月のお盆明けから子供たちは登校している。もう夏休みではないのだ。大人は、まだ気持ちがついていかないので、ぐずぐずして、過去と比べてみたり、ため息をついてみたり、切り替えが遅いようだ。しかし、今日から9月に入ったから、メールを開くと、これまで通りの会議や日程調整の問い合わせが相次いでいる。そうか、大人の夏休み明けは例年と同じ9月1日で、8月31日は気持ちの上での夏の最後なのか、と気づいて、さっそく仕事の頭に切り替える。総理大臣も辞任し、内閣も再スタートの季節になった。また、世の中が動き始める。