パソコン

今年は科学研究費に採択されて、喜んでいたが、コロナ禍の関係で、学校訪問も学会参加も国際会議も参加できないので、来年を期待しているが、研究しなければならないこと、したいことは山ほどある。平凡ながら、優れた先人達の跡を踏んでいき、汚さないようにしたい。故坂元昴先生は、亡くなる前日までか、その日までなのか、病室で出版原稿に手を入れておられたと聞いているが、あまりにも偉すぎて、ただ頭を下げるのみである。坂元先生に言われて、ある団体の会長を引き受けたが、とても格が違いすぎていたが、できません、という言葉は自分には禁句だった。どんなことでも、はい、と答えることを信条としていた。思えば、楽しい思い出ばかりである。科研費で、パソコンを買った。今は、価格は安くても、性能はかなりアップしているので、使いやすい。そして、クラウドでデータを格納するので、あまりパソコンの容量は気にしなくてよい。2日間かけて、と言っても仕事の合間であるが、旧パソコンのデータやアプリなどを新パソコンにインストールして、使えるようにした。自宅では、合計4台のPCを使うので、快適である。パソコンは、道具とかツールとか呼ばれるが、そこに、単なる道具に過ぎない、というような、軽い響きが込められている。自分には、道具ではなく、友である。朝から晩まで、ずっと付き合っていくから、友と呼ぶしか言葉は思いつかない。故坂元先生は、単なる先生ではなく、人前では言わないが、神のような存在である。それと同じで、人前では、パソコン、道具、ツールと言っても、心情的には、これから先もずっと付き合っていく、友である。よろしくお願いする。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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