日常生活へ戻る

朝、用事があって車で市内を走った。車のラジオから地方の料理の話が聞こえてくる。ふと前を見ると、ランドセルを背負った小さな子供が親と一緒に歩いている。学校は確か6月1日からだと思うので、臨時登校日なのだろうか。小学校1年生のような感じで、ピカピカのランドセルにビニールが被せてあり、そこに交通安全の文字が大きく描かれている。母親の願いを込めた交通安全の文字に身を守られながら、子供が道を歩いている。どこにでもある風景だが、心が休まるのは、コロナの感染者数が減って緊急事態宣言が解除される日も近い、という思いが頭をよぎるからだろう。子供の登校風景も、ラジオからの鯛飯の作り方の音声も、日常生活の何気ない話題であるが、今の時節では、宝のように輝いている。ただただ、嬉しく有難い。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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