コロナ禍の嵐が砂浜の潮が引くように、過ぎ去ろうとしている。有難いことである。私は5月20日くらいに全国で50名以下が続いて落ち着くだろうという予測をブログで紹介した。素人が予測しても意味はないが、私の気がかりは、何度も書いたが、この間の子供たちの精神的・社会的な影響である。stay home は、まるで引きこもりを促進するような標語である。先生の言うことを良く聞く素直な子供は、実行しようとするだろう。しかし、大きな落とし穴が待っていることは、誰でも気づくだろう。stay homeを掲げる自治体責任者自身が守れるはずもなく、私自身も真面目に守る気持ちはない。その意図は、密を避けることであり、人との接触を避けることなので、表に出て公園に行って広々したところで、太陽を浴びさわやかな風に身をゆだね、新鮮な気持ちになるほうが、休校や自宅勤務の過ごし方としてよほど優れている。つまりgo outのほうが良い。当然ながら、パチンコ店や飲み屋などは最も密な場所だから、そこにgo outと言ってるわけではない。数字だけにこだわる専門家や自治体責任者は、生活者の声が聞こえないようだ。子供たちの、ストレスでどうにかなってしまう、受験はどうなるのか不安でたまらない、家の中だけでイライラしてしまう、という声が聞こえぬか。もちろん、分かっている、感染者数を押さえ命を守る方が大切だと言うだろうが、表面しか見えていない。コロナ感染者数は、前にも指摘したように決して0にはならない。同じ生命体として共存するしかないのだ。とすれば、その代償を最小に抑える方針を立てて、知恵を絞るべきだ。欧米諸国の真似をしてキャッチ―な言葉が人を動かすと勘違いしている。