一律10万円支給?

新聞報道では、国民1人に10万円を支給すると言う。よくわからない。何が目的で現金を支給するのか、それは、コロナ禍で生活が困窮する人々に、商売などでお客が激減して経営が苦しくなった人々に、就職の内定が取り消された学生達などのためではないのか。在宅勤務でも給料をもらえる人には、あまり感謝されないだろう。もちろん、誰ももらえれば嬉しいかもしれないが、困窮している人には10万円の価値は高いが、そうでない人には価値は低い。人は誰でもお金を欲しいと思うが、それは欲望でしかない。欲望を満たして何のためになるのか、選挙民への迎合でしかない。優れた政策とは、それとは別のもっと本質的な問いと問題解決のために生まれるものであろう。政府は人々に自粛という自己犠牲を強いている時に、真逆な政策、しかも一度決定した政策を変えるとは、どうしても理解できない。もっと本質、何が目的なのか、を考える必要がある。今の政府は、その当たり前が通じないようだ。

投稿者: 赤堀侃司

赤堀侃司(あかほりかんじ)現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。専門は、教育工学。

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